1・1・1でほろ酔い気分。

食べ歩きの記録。1時間1杯1千円ぐらいがほろ酔い気分で丁度いい。

てんぷら深町:京橋

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一年前に偶然店の前を通り気になったお店。その時は予約で満席ということで諦めて帰りました。後で調べたらミシュラン一つ星。満席な訳です。ようやくランチ訪問です。
 
 
海老(2尾)と魚(3品)と野菜(4品)のコースを注文。ランチで7000円は大奮発ですが、このクラスの天ぷらを味わうという経験と期待をこめてのチャレンジです。綺麗なカウンターから揚げる様を眺めながら、揚げたてをゆっくり味わう時間は、程よい緊張感で純粋に天ぷらを楽しめました。
 
 
お盆の上には、天つゆ、大根おろし、塩、レモン。揚げる毎に何で食べるかお勧めをおしえてくれますが、どれで食べても美味しかったです。
 
 
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車海老。カリカリに揚がった脚、香ばしさがたまらない。身はレア状態、ふんわり柔らかな食感と甘さに、いきなり技を感じさせて頂きました。スタートから驚き!でした。これだけでも来た甲斐がありました。ぜひとも一度は体験して頂きたい。
 
 
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そら豆と蕗の薹。こちらは程よい柔らかさで挙げられています。そら豆は優しい甘さ、蕗の薹はほろ苦さが心地よい。
 
 
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続いて、きすと筍、きすはこれまでと違った柔らかさ、ふんわり感が絶妙。筍はサクッとした食感を残して本来の香りを楽しませてくれます。
 
 
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帆立と椎茸。帆立もレア状態。椎茸はジューシー。素材毎にこんなにも揚げる加減を変えるなんて驚きの連続です。どちらも肉厚で食べごたえがあり、嬉しくなります。
 
 
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アスパラ。素材もいいのでしょうが、揚げ方も素晴らしいのでしょうね。筋張った感は当然なく、ほっこりした食感。無言で揚げたてを頬張り続けました。
 
 
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最後に穴子は、天丼・天茶・天ばらか普通に天ぷらかを選べます。ここまで素材毎に揚げる技を堪能してきたので、穴子も同様に楽しませてもらいました。こちらもサクッとふわっとした食感で驚きが止まりません。ご飯も綺麗で見てるだけで美味しい。赤だしも上品。漬物は発酵感が強めで好み、これは天ぷらにあいます。
最後に抹茶アイスを楽しみごちそうさまでした。
 
これまで食べてきた天ぷらってなんなんだろうと驚きの連続でした。素材毎に揚げ方が変わり、揚げることで美味しさが増す。よく聞く話ですが、こういうことなのかと体感できました。この時期に早春を感じるためでしょうか、野菜は鹿児島産でした。大満足の7000円/人也。
 
 
今度は野菜天ぷらのみのコースも楽しみに来たいです。