蕎麦を目当てに鶴見駅へ。東口から鶴見川を越えてお店まで徒歩15分ほど。平日13時半にもかかわらず待ち客4組10人ほどの列。周りに他の店はなく、駅へ折り返すのも気が滅入る。やむ無く待つこと20分で入店。結果、初志貫徹ということか。
店員さんの接客は優しく、座敷の四人席テーブルを一人で使わせてくれました。お目当ての「天せいろ」を注文。そば茶を飲みながら、手持ちの小説を読み、待つこと10分ほどで出来上がる。メニューに記載の通り、車海老の天ぷらの大きさが圧倒的。
艶やかな蕎麦は石臼でひいた蕎麦粉を使った自家製。口に含んだ瞬間に感じるコシの具合がよい。喉越しもよく一気に啜る。文句なく美味しい。葱と山葵を一気に蕎麦つゆに入れ、無心で蕎麦を味わう。
蕎麦の合間に揚げたての天ぷらを楽しむ。温かい天つゆに、大根おろしとおろし生姜を放り込んで頂く。サクサクの衣、ほろりと辛い獅子唐、つゆヒタヒタにした那須、二つに切り分けられた車海老はぷりぷりで甘い。
並んだ甲斐があった。蕎麦を啜る音、天ぷらを噛む音も味わい1850円/人也。仕上げに蕎麦湯でほっと一息(蕎麦湯を出してくれるタイミングもよかった)。ご馳走様でした、美味しかったです。
土地柄、お客の品は良くないのでそこは堪え忍びましょう。その価値ありです。