社会人になってからこの店の前を何度も通ってきたのに1度も入ることはなかった。広東料理の老舗、著名な文人(池波正太郎や吉行淳之介)が通ったという「慶楽」。平日13時に訪問してきました。ビジネスマンのランチタイム終了のタイミングを狙うのがビジネス街で穏やかに食事を楽しむための基本。落ち着いた店内で4人がけのテーブルを一人で使わせて頂きました(大変ありがたい)。
注文したのは池波正太郎が好んだという「肉絲炒麺(豚肉ともやしの焼きそば)」。1度揚げているという麺はムチムチのモチモチで不思議な食感。具材の塩味が強く感じたけど、麺と共に食べると絶妙の塩梅。こいつは美味い。途中から卓上の辛子や唐辛子酢を添えながら味変わして頂く。これまた美味い、特に唐辛子酢の辛さが程よくて好み。
店内の冷蔵庫にはキリンラガービールがずらーっと。これ見たら飲みたくなるよ…、夜にまた来よう。近くにあったら普段使いしたい。有楽町の中華はしばらく慶楽だな980/円人也。