食材を通して季節の変化を感じる。好きなお店を訪れる楽しみのひとつだと思います。
素材を無駄にすることなく、大切にしているお店です。
3回目の訪問になりますが、どの品もこれまで以上の驚きがありました。
しかも、ランチコースは3850円。満足感が高く、最近お気に入りのお店の1つです。
「菊芋 白子」
トリュフ香る泡ソースの下には、白子とロワイヤル。すぐに胃腸が目を覚ましました。添えられた菊芋チップスも美味しい。
「モーツァルト椎茸 仔羊」
モーツァルトを聴いた椎茸だそうです(食材の逸話として面白い)。
椎茸と仔羊を網油で包んでいます。添えられているのはセリの根。白味噌のソースには刻んだセリと黒胡椒。食材を大切に使う技術に感動です。
「自家製パン」
柑橘系の皮の酵母で発酵させた焼きたてパン。香り華やか、少し冷ますとクミンのアクセントをより感じられます。
「金目鯛 菜花 煮干」
皮目がパリサク。塩味も脂乗りも上品な金目鯛。菜花とのどぐろ煮干の滋味深さが詰まったオレキエッテ。そして、添えられた金冠のコンフィが抜群の美味しさでした。
「とちおとめ つや姫」
下から、つや姫ミルク煮・とちおとめマリネ・とちおとめソルベ・甘酒炭酸ムース・紫蘇。華やかな様、香りと甘さの多重層。気持ち高揚しました。
「カカオのテリーヌ コーヒー」
しっとりクリーミーで濃厚なテリーヌ。コーヒーと抜群の相性でした。